機織り機

  メキシコでの毛織物はスペインが羊毛を伝えてから発達しました。また、同じように伝わった高機(ペダルを踏んで縦糸を持ち上げるはた織機)の導入で毛織物は新たな伝統工芸として広まりました。こちらは綿織物とは逆に男性の仕事になっています。

1.サラッペ(SARAPE)
 メキシコの代表的織物のようなサラッペですが、スペイン・アンダルシアのマントが起源だということです。 しかしその鮮やかな配色、多色の織り成す美しい縞模様はメキシコの民族を象徴しているようです。北部コワウイラ州サルティージョの織物です。

2.タペテ(TAPETE)
 タペテとはタペストリーの事ですが、オアハカ州テオティトゥラン・デル・バジェのサラッペはこう呼ばれています。 毛糸を紡ぎ、染色し、織り上げるまでをこの村で行っています。
染色には、コチニール、クルミやザクロなど天然染料が使われていましたがその伝統もだんだんと廃れてきています。ほど近い遺跡であるミトラの文様など幾何学模様が主ですが、これも近年は新しいデザインを取りいれるようになりました。

3.タブラ・ボティーバ(TABLA VOTIVA)
 「祈願の板」という意味で、ハリスコ、ナヤリ州のウイチョル族が作る宗教的絵画です。板の上に毛糸を貼りつけて作るので正確には織物ではありません。
題材は神話や自然であり、ペヨーテ(幻覚サボテン)により得たイマジネーションを描いているということです。 同じようなもので、ビーズを貼り付けたものもあります。

  1番入手しやすいのはサラッペ。タペテはメキシコシティでも売られていますが良いものを、気に入ったものを、安く、というのならやはり村まで行く事をお薦めします。タブラは現地に行く以外ありません。ビーズ製のものはメキシコシティで売られていることも。

写真上より
高機・サラッペ・タペテ・タブラ

サラペ
タペテ
タブラ

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