16世紀末頃、スペインは釉薬をかけた焼き物の産業とその知識をメキシコにもたらしました。
メキシコにも以前から焼き物の技術、経験があり、この2つの文化が溶け合い、
新しいタラベラ焼きという民芸品を生み出しました。
  タラベラ・ポブラナ(Talavara Poblana:プエブラ産タラベラ焼き)は、アンダルシアのムスリム文化や
スペイン王国、イタリア、中国、メキシコのそれぞれの文化の影響のもとに誕生したのです。
 そして約400年の間作り続けられたタラベラ焼きは現在メキシコの美術品とも言える存在となりました。
その伝統は、形状や装飾法は変わったものの、技術、工程においてはしっかりと受け継がれてきています。
1997年にはこの伝統を守る機関も設立されました。

製作過程
陶土
2つの種類の土を混ぜ、一度濾した後、水分を飛ばすためねかせる。その後手でよくこねる。
成形
ろくろまたは型を使って形作り、8日から14日ほど乾燥させる。
1次焼き
850℃で焼いて乾燥させる。
釉がけ
タラベラ焼き特有の色と輝きを与える釉薬液に浸す。
絵付け
ラバの毛の筆と天然鉱物を主原料とした絵の具で絵付けをする。
天然顔料を使うことで色と輝きが耐久する。
2次焼き
最後に1050℃の釜で焼き上げる。